なぜコーチが必要か
深夜 スティーブ・ジョブ・シアターで
Appleの新製品の発表がありました、
さすがに眠いです。
久々日本中に笑顔をもたらせたナオミ
先の全米オープン女子シングルスで
大坂ナオミさんが日本人として
初めて4大テニス大会で優勝しました。
朝から 各テレビ局の報道番組では
一斉に、この快挙が取り上げられていました。
彼女のアイドル(理想)であった、
セリーナ・ウィリアムズとの激戦を詳細に伝えると、
同時にナオミさんの人柄にも注目が集まっています。
でも、もう一つ、
多くの時間が割かれているのは、
去年12月からナオミさんのコーチを務めている、
サーシャ・バジン氏のことだ。
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選手、チームにとって非常に重要な役割を果たす
「コーチ職」が注目される様になったのは、
記憶に新しいと思いますが、
やはりプロ・テニスプレーヤー
錦織圭さんの活躍を支え続けている
マイケル・チャン氏でしょう。
また、ラグビー日本代表のコーチであった、
エディー・ジョーンズ氏、
プロゴルファー、タイガー・ウッズのコーチであった
ブッジ・ハーモン氏、
タイガーの全盛期を支えたコーチですよね。
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とくに米国では、
ビジネスの世界でもコーチの必要性が
話題になります。
ビル・ゲイツのブリッジのコーチ、
シャロン・オスバーグさん。
(これは 少しビジネスとは関係ありませんが、、)
Google社のCEO エリック・シュミットさんにも
コーチが付いていたそうです。
では、なぜ、これほどまでに
”著名人”で、”優秀な方”にまで
コーチが付いているのか、、、
その答えは エリック・シュミット氏が述べています。
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ジョン・ドーアさんから『コーチをつけなさい』と
話があったそうです。
すでにエリック氏はCEOであり、
その経験としても十分に積んでいたので、
そのアドバイスにとても憤慨されたそうです。
「なぜ私にコーチが必要なのか?」
「何か間違ったことをしたのか?」
彼には自負がありました。
このときすでに偉業を成し遂げていたし、
そんな私に
・誰が
・何を
・アドバイスするのか?と、
思われたそうです。
この問いに対し ジョン氏は、、、
コーチはあなたに何かをアドバイスするのではない。
そして、コーチはあなたと同じように
スポーツやビジネスを上手くできる必要はなく、
あなたの様に成功者でなくても良いんだ。
コーチはあなたを観察し、
あなたのベストを引き出すための存在です。
特にビジネスシーンでは、
コーチは決して、
あなたの機嫌をとるYESマンである必要もありません。
ああしろ、とか こうしては?との指示もしません。
また、評論家でもありません。
コーチはあなたとは別の視点を有し、
違うアプローチから事象を観察し、
”コーチ自身の”言葉で
あなたにそれを説明し、
問題へのアプローチを、
どうすればベストな結果を得ることが
できるのか?
そう、つまり、
常にあなたに問いかける存在なのです。
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この説明で、コーチの必要性を
少しでもご理解いただけたなら幸いです。
セミナーとコーチングはどう違うものか?
集まってもらい、対多で行われるのがセミナーであり、
コーチングは1対1で行われます。
コーチングでは、
ポジティブ(建設的)に考え、
詳しく事実を見て、
より良い仕事、
より高い目的を達したいと望んでいる人に、
また、その人が今だに自覚していない
潜在的な知識やスキル、潜在能力を見出し、
それが備わっていることを理解させ、
最終的には 結果に結びつける。
最大限に成果を挙げさせることを目指すのを手伝います。
コーチは あなたの「伴走者」です。
そして、よく間違えられるコンサルティングは、
「解決策を提示する」のを目的としています。
いいですか!
コーチングはクライアント(あなた)が
目標を達成することを助ける「支援」を主な目的とします。
だから、コーチングでは、
実践とフィードバックを繰り返すことに専念します。
(だから コーチングは月に1回ではありません。
伴走者ですから、いつも一緒です)
また、経営者、リーダーだけでなく、
組織全体を目的完遂のために変化させ、
替えることを目指すものになるのです。
特に営業部などが困っている時などには、
どこで「行き詰まっている」のかを
知らしめたり、
直面している「壁(業績不振)」を
突破できる様に
例えば、セールスプロセスの強化から
支援するケースもあります。
業績不振に頭を抱えている
企業の場合など、
何をしても、「右肩あがり」が
再現できないと云う、
「ネガティブな意識」に
支配されている場合も多く見られます。
この「負の意識」に占領されると、
モチベーションを下げる原因に
なっている場合も多く見られます。
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「負け癖」に慣れると言うか、、、
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失敗を繰り替えすことに
慣れてしまっています。
そして、これ以上「辛い思い」をしたくないと、
自動的に「今までと違う手法」などに抵抗する。
自動的に反応する訳です。
勤続年数が長い方や、
辛い時期に長らく浸っている方などは
特に その反応、抵抗が顕著です。
だから、今までのやり方では打破できないと
自分でわかっているのに、
そのダメなやり方に固執する。
だから、
自己治癒に期待してもダメなんです。
だから、違うアプローチで
対処する「コーチ」の存在が
不可欠になるのです。
当然、まっさきに「信頼関係構築」が
重要となりますが、、、