営業強化は金曜の午後から始まります。
営業を強くする金曜日?
邦人企業では、
金曜終業時間を過ぎると、
気のあった面々で
「ちょっと、一杯?」と
ダウンタウンへ繰り出すことも
多かったですが、、、
外資系では、金曜の6時くらいから
外勤営業が戻り、
「WRAP UP(ラップ・アップ=まとめ)」
と名付けられた、
10分から半時間くらいの
総括ミーティングが持たれます。
このWRAP UPの目的は、
水曜日週半ばに催された
「TAPミーティング(タップ=打診)」で
週の中途に進捗報告した状況の変化
(数字;売上、利益率、成約率等)と
達成率の最終確認と、
今週得た市場、競合の情報の共有です。
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(外勤営業達と会話を交わせるのは、
週1、2度の同行時とこのWRAP UP、
それと夜中?のチャットですかね、、、)
(WRAP UPの終了後
外勤営業は次週の案件に関して
内勤営業とSEとで
ミーティングを持ちます。)
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一方 我々はマネージャーと分析官と
確保しておいた部屋に閉じこもります。
このミーティングの目的は、
月曜朝一に開かれるOUTLOOKの準備、
月曜の会議の対策です。
この会議の最も重要な議題は、
「目標をクリアできたかどうか?」です。
そして 同じく重要な議題は、
先週コミットしていた
「あらゆる数字」の確認になります。
万一 コミットしていた数字が
未達であった場合、
月曜午後からのミーティングで
「なぜ未達に至ったか」を
びっちり詰められます。
「言い訳」ではない、
「未達に至った原因」と
「それらの対策」、
「同じことを繰り返さないとのコミット」
の準備です。
誰々のアクティビティがどうであった、
未達を完遂させる為には
来週どのようにコーチングしていくか、
また 部門として最適解しか
求められていないので、
「完遂、クリア」しかないので、
部門のリーダーとしての
詳細なアクティビティの追加等を
リストアップされます。
また、準備していたリカバリー策が
万全ではなかったことも
真摯に受け止める、一方、
用意したリカバリー策の効果判定する、
是非を確認する必要があります。
また、四半期を1ヶ月過ぎたあたりから、
次期四半期の目標値を設定しながら、
データの集計、分析を元に、
戦略、戦術の検討も始めます。
だから、この深い作業を進めるには
少なくとも2、3時間要する訳です、、、
金曜日中に決着つく場合も少なくて、
残った作業は必然的に「ホームワーク」、
必然的に「持ち帰り」になります。
やっと、金曜が終わったかと思う時間帯には、
次の週が始まります。